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その向こうは闇

[樽本一] その向こうは闇
著者:樽本一  発売日:1996年10月01日
タグ:
奴隷 凌辱 
サンプル画像:
なし
内容紹介:
価格:0
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Amazon.co.jpその向こうは闇 (DOコミックス)

レビュー
1 名前:MINUIT 投稿日:2009年10月16日
★★★★★

汚濁に咲く花~或る権力論

「ピアスクラブ」に掲載された、樽本一の短編集である。
本書の白眉は、5話に及ぶ「ただあこがれを知る者が」であろう。アダルトコミックとして優れた作品であることは疑いないが、少し天邪鬼な考察を試みてみたい。
ここに見られるのはひとつの権力論である。
ヒロインの美樹は、橘という富豪に奴隷として囲われている存在である。橘は「あやか」という女と共に、専制者として美樹を徹底的に凌辱する。乳首にフックを通し、糞尿塗れにし、汚穢の極限にまで突き落とす。だが、美樹の恋人・間少年の出現により、事態は変化する。橘達は少年を彼等の狂宴に巻き込み、美樹の痴態を見せ付ける。美樹を失恋の絶望に叩き込むためである。しかし少年は、美樹を見捨てることはない。彼は穢れた恋人に対し、なおも思いを寄せ続けるのである。
ここで橘達は方針を変える。思惑は外れたが、これはこれで面白い、というわけだ。そこで彼等は、美樹を間少年とつがわせることにより、彼女への支配関係を持続させようと企てる。「徹底的に搾り取って潰すこと」から「養って搾り続けること」への転換。由来、よい奴隷とは、自分が自由だと思っている奴隷であるという。事実、美樹は恋人と結ばれることにより、擬似的な解放を果たす。専制者と奴隷の利害関係が一致するのだ。こうして、包摂的で、より強固な権力関係が完成し、物語は甘い陶酔の内に幕を閉じる。

セックスに権力のアナロジーが織り込まれるのはサド侯爵以来の伝統だろう。無論、その点のみに拘る必要は無い。いずれにせよ、かちりと締まった良作である。

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